てんかんの発作に悩む人が外科手術を受けられる場合

てんかんは昔から、非常に治しにくい病気の一つとされてきました。しかし、最近の医学の進歩に伴って、外科手術を受けられるケースが幾つか承認されています。
たとえば、抗てんかん薬を服用しても発作が止まらない場合、脳の一部に問題があって発作を起こすことがはっきり分かっている場合、また発作の回数が多く程度もひどいため普通の生活が大きく阻害されるような場合などです。このような場合は、是非とも積極的に医師の診察を受けるようにしましょう。
実際てんかんの外科手術を受ける前に、検査が行なわれます。その一つが脳波のモニター検査です。この検査では、脳の画像診断がなされ、脳に原因があるとされる発作の状態を調べます。また記憶や知能などの検査も行なわれます。
これらの検査によって外科手術が必要であると判断された場合は、脳波検査により、発作が起きる部分をより詳しく調べます。この部分と、実際に起きている症状との関連が確認されます。
基本的に、てんかんの外科手術として現在用いられているものには幾つかの種類があります。その一つは、発作が起きる部分の皮質部分を切り取るというものです。主には側頭葉の手術となることでしょう。また発作が起きる部分が側頭葉のみならず他の部分にも広がっている場合があります。その際には複数の部分を切り取ることになります。さらには大脳の半分にまでわたる広い範囲に障害がある場合には、半球切除が行なわれることになるでしょう。
もちろん、こうしたてんかんの外科手術によって、すべての患者が全く発作を起こさなくなるわけではないと言われています。しかしこれら外科手術によって、てんかんの症状を上手にコントロールできるようになり、結果として生活の質を向上させることができるでしょう。